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【VOL.18】稲庭うどんの温泉卵のせ


稲庭うどんの温泉卵のせ

料理写真

特徴的な栄養素
糖質、たんぱく質、
ビタミンA、アリシン
(調理時間:20分)
管理栄養士・金子ひろみ
ご家庭で簡単に作れる日本酒に合うおつまみをご紹介いたします。
お仕事が終わった後に、友人を招いて簡単なホームパーティーを開くときに、手軽に作れることがポイント。また、美容と健康のためにも、おつまみにも気を配って、必要な栄養素も補給してしまいましょう。
材料(2人分)
稲庭うどん 50g
−A−
   だし汁 大さじ4
   めんつゆ 大さじ4
   酢 小さじ2
温泉卵(市販) 2個
のり 少々
あさつき 4本
作り方
1稲庭うどんをゆでてザルに上げる。あさつきは3cm幅に切り、のりはせん切りにする。
2のうどんを器に入れて、中央をくぼませて温泉卵を落とす。
3を混ぜ合わせてタレを作ってにかけ、あさつきとのりを散す。
料理のポイント
  • 稲庭うどんは火が通りやすいので、伸びないように注意する。
  • 温泉卵を作る場合は、常温に戻した卵を熱湯に入れて約20分放置する。または耐熱容器に卵を割りいれ、水大さじ2を加えて600Wのレンジで1〜2分様子を見ながら加熱。
美容・栄養・日本酒
お酒の“しめ”にお食事としてうどんや蕎麦をいただくことはありますが、おつまみとしても邪魔にならない稲庭うどん。稲庭うどんは讃岐うどんやきしめんに比べて薄くて細い形状で、食感もシコシコというよりはツルツル。なめらかな喉ごしの良さが魅力です。中力粉、食塩、水だけで丁寧に練り上げ、熟成、手とう、延ばしなど、すべて人の手でつくられます。

稲庭うどんは羽後国(現在の秋田)稲庭地方に慶長年代(1600年頃)より起こり、今日まで引き継がれてきた伝統食材です。秋田藩主佐竹候へ献上品として、また参勤交代の際に幕府へのお土産品として珍重されたとのこと。関東よりも北の秋田が産地であるにも関わらず、関西風のだし汁でいただくのは不思議なものです。

稲庭うどんをお酒のおつまみとする場合は、少量を器に盛ります。酢が入った酸味のたれを少々かけてつけ麺風に仕上げますが、この時に温泉卵は欠かせません。半熟の卵のねっとりとした食感が、やさしい舌触りの稲庭うどんに絡みつき、たれの酸味をまろやかにしてくれます。稲庭うどんと温泉卵を引き立てるように、のりはあくまでも極細で。
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