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Vol. 05 深まる秋の夜、香り高き日本酒を味わう ―伊万里・有田焼(佐賀県)―
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繊細できれいな味わいの大吟醸酒には、干し海苔のような、自然そのもののつまみがよく合います。飲むたびに、盃の底に描かれた秋草文様が、風にそよぐ草花のようにゆらゆらと、何かを語りかけてくるような、心豊かなひとりの時間です。
文・コーディネート/手島麻記子 photo/亀谷進 |
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静まりかえった深夜のひと時、愛読書を傍らに飲む今宵の日本酒は、ほどよく冷やした大吟醸。盃を口元へ運ぶ前から、あたりに漂う可憐な香りが、秋の野山に咲く草花たちの姿に重なります。
大地の恵みと人の英知が生み出した深い味わいが、飲むほどに五感を研ぎ澄ましていくようです。
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今回のPick up ―梶原 真理江(かじはら まりえ)― |
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「時間に追われる忙しい生活の中で、ふっと、心を和ませてくれる…。 そんな器造りを目指して、一筆一筆心をこめて描いております。
命を吹き込んだ手作りの作品の、優しさ暖かさを充分に感じて頂き、 心和むひと時のお手伝いができれば幸いです。」
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梶原 真理江(かじはら まりえ)
1955年 佐賀県伊万里市生まれ
1974年 県立伊万里高校卒業、
井手デザイン社入社
1981年 源右衛門窯入社(陶磁器・絵付け)
2001年 伊万里・有田焼伝統工芸士 認定
職業訓練指導員免許取得(陶磁器科)
2002年〜2007年 全国伝統的工芸品公募展 入選
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