鳴門金時をたっぷりと使った、和風スイートポテトのような月見饅頭に、
山廃純米酒を合わせてみました。山廃ならではの複雑なコクが、さつまいものほっくりとした甘さと呼応して、なんともふっくらとしたお酒の味わいが楽しめます。盃に口が触れたときに感じる、陶器のぬくもりが、秋の日本酒を一層おいしくしてくれます。
文・コーディネート/手島麻記子 photo/亀谷進 |
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澄み切った夜空に、ぽっかりと浮かぶ月。やわらかな明かりが、すぐ近くにあるようで、遠い銀河の宇宙に、つかぬ間の旅をしているようです。古代の人々は、この自然の美しさ、神秘に、神の存在を信じ、畏怖の念をもってお酒を捧げたのでしょう。
今宵は、ひとつ、無限に広がる宇宙空間に思いを馳せて、じっくりと日本酒を飲んでみませんか。
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