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2004/11/05号
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先日、日本酒造組合主催の「女性のためのOsakeスクール」で講師をさせて頂きましたが、つくづく感じたのが日本酒ブームが来る日はそう遠くないぞ!ということ。
といういのは、生徒さんたちは20代から40代までの若い女性が多かったのですが、彼女たちの声を聞いてみると、着物、お茶や生け花や、歌舞伎観賞、能鑑賞など、日本の文化に対する興味が非常に高く、その一つとして、日本酒のことも知りたいと受講された人が多かったんです。
かつて、私がまだ若かった時代には、20代の若さでそこまで日本の文化に興味を持つ人なんてほとんどいなかった。当時はバブルで、皆、化粧品でもファッションでも芸能でも、なんでもかんでも舶来物が全てといった風潮があり、その流れの中で、飲むお酒もワインがよかろう、とあの空前のワインブームに繋がったのよ。
でも、私たちはそういう時代を経験し、流行に踊らされながら海外のものを全てを見つくして、そしてやっと日本の物こそが素晴らしい、そしてお酒も、日本酒こそがおいしい酒なのだと気がつき始めているのよね。
バブルの頃は皆がお金持ちで、女の子はビカビカに着飾っていて、外国人みたいだった。でも今から思えば、私たちは本当の豊かさは感じていなかったはず。
でも、バブルははじけお金はなくなったけど、和の文化が見直されている今の方が、よっぽど豊だと感じる。
いい時代が来た。そう思いませんか?
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