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2003/08/15号
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先日、美味いもの好き、日本酒大好きな男友達と久々にご飯を食べよう、ということになり、 彼が、
「とっておきの店があるんだよね」
と連れて行ってくれたところが、なんと『武蔵小杉』という、渋谷から東急線で20分、しかも、その駅から徒歩15分はする果てしなく遠いところ。
駅から遠のくにつれ、店は無くなり閑散としてきて、
“大丈夫−?”と不安に思っていたら、突然赤いちょうちんが現れて、そんなところにお店があるではないですか! 入ると、決しておしゃれとは言えない居酒屋風の狭い店は、平日の夜にもかかわらずお客様で満席なのよ。実際、その店は予約を入れていなければ入れない人気店なんですって。びっくり!
そして彼が、
「この店は魚が美味しいんだよね」
と言うとおり、出された魚料理の数々は、もう本当に絶品。それこそ高級料亭で出される料理に負けないくらいに新鮮で、繊細で、本当にほっぺたが落ちそう。
そんな料理に合わせるお酒の品揃えがまた豊富なの。しかも、何種類もある日本酒は、30ml、60ml、180mlから選べる、という嬉しいサービス。私は、全部一番小さい30mlのグラスで頂いて、5種類の日本酒の飲み比べをしました。美味かった!
このお店の美味しい秘密は、厨房はお父さんと息子さん、そしてフロアーがお母さん、と家族経営なんだけど、その息子さんが有名な料亭で修行していたんですって。なるほどね。
で、食べて飲んで、一人単価は6千円くらいかな?このクオリティーでこのお値段はありえないでしょう。
便が悪いところでも、美味しい料理と美味しいお酒を出すお店は流行るのです。遠いけど、また食べに行こう!
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