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【VOL.34】生揚げとうずらの卵の煮物



生揚げとうずらの卵の煮物

料理写真

特徴的な栄養素
たんぱく質、カルシウム
(調理時間:20分)
管理栄養士・金子ひろみ
ご家庭で簡単に作れる日本酒に合うおつまみをご紹介いたします。
お仕事が終わった後に、友人を招いて簡単なホームパーティーを開くときに、手軽に作れることがポイント。また、美容と健康のためにも、おつまみにも気を配って、必要な栄養素も補給してしまいましょう。
材料(2人分)
生揚げ 1枚
きぬさや 10枚
うずらの卵 8個
 
  だし汁 1カップ
  酒 大さじ1
  しょうゆ 大さじ1・1/2
  砂糖 小さじ2
  みりん 大さじ1・1/2
作り方
1生揚げを縦半分に切って4等分にする。うずらの卵はゆでて殻をむく。きぬさやは筋をとってゆで、斜めに切る。
2鍋にを煮立たせ生揚げとうずらの卵を入れて落とし蓋(アルミホイルでも良い)と蓋をして弱火で約10分煮含める。最後にきぬさやを入れて温め、器に盛る。
料理のポイント
  • うずらは市販のゆでてあるものを使うと便利
  • 煮汁が少なめなので、汁が蒸発して焦げないように火加減を注意する。
美容・栄養・日本酒
生揚げは厚切りの豆腐を180℃前後の高温の油で揚げたもの。表面は脱水されて固くなっていますが、油揚げと違って厚いので、内部は豆腐とほとんど変わりません。豆腐の食感が残っていても形崩れがしないので、料理しやすい食材です。素焼きして生姜じょうゆで食べたり、おでんや煮物にも向いています。

生揚げは大豆を原材料にした良質のたんぱく質食品ですが、動物性のたんぱく質食品を加えると、さらにアミノ酸のバランスは良くなります。カルシウムが豊富ですが、残念ながらビタミンAやビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンCは少ないのが特徴です。うずらの卵ときぬさやを加えて、これらの栄養素を補いました。

おいしく作るポイントは、うずらの卵の大きさに合わせて生揚げを切ること。もし、人参や里芋、竹の子、ごぼう、さつま揚げなどの他の食材を加える場合も、なるべく同じような大きさに切ること。形が揃って味が均一にしみ込みます。また見た目も美しいですね。

“ふわっふわ”に煮あがった熱々の生揚げを、“フーフー”言いながら、常温の日本酒を一杯。ココロが“ふんわり”してきます。そして1日の疲れが“ふ〜”と抜けますね。
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