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「蔵元屋」 Osakeテラピーロゴ


 JR松山駅から路面電車に乗って、松山城下の美しい景色を眺めながら約10分、赤い文字で「愛媛の地酒」と大きく書かれた看板が見えてきます。

ここ「蔵元屋」は、愛媛の地酒の魅力を、より多くの皆さまに知っていただくために、愛媛県酒造組合がアンテナショップとして平成16年10月1日にオープンして以来、大勢の日本酒ファンから親しまれています。









カップ酒も販売しています
ここでは、県下の28蔵元、約130銘柄の酒を取り揃えており、一杯(60cc) 100円〜500円で各地の味を楽しめるほか、気に入ったお酒を購入することもできます。
また、おつまみも100円〜500円とリーズナブルな価格で、宇和島産のじゃこてんや松山産の豆いかの炙り、二名煮(ふたなに)など、愛媛県特産の美味しい海の幸がありますので、お酒と共に、愛媛の味を心ゆくまで楽しめます。

メニューの中には、“飲みくらべセット“というものがあります。これはテーマを決めてお客さまに飲み比べていただくことで、それぞれのお酒が持つ深い味わいを知っていただくためにと趣向を凝らしたものです。例えば、米の違いの飲みくらべ・・など味の違いを興味深く楽しめそうです。

また、愛媛県酒造組合では県下の統一銘柄として「え」と「媛の愛」を提供しています。
「え」は、愛媛県産の米「愛のゆめ」と愛媛で開発された酵母で造られた吟醸酒。「媛の愛」は愛媛県産の「松山三井」を原料として同じ精米歩合で造られた純米吟醸酒。 どちらも愛媛県産のものを使いつつも、それぞれの蔵や造り手の違いが微妙に異なる味わいを生み出しています。愛媛の蔵元が造る新しい酒も是非飲み比べてお楽しみください。

カウンタには、燗銅壺(かんどうこ)を常時設置していますので、セルフサービスでお酒を温めて、お好みの温度でいただけます。また、お酒の合間には「和らぎ水」(ご近所の蔵元さんが提供してくれる仕込み水)もお忘れなく。こちらもセルフサービスで。
(和らぎ水についてはこちらをご覧下さい。)

広く、明るい店内は、テーブル4つのスタンディングスタイルで、大きな冷蔵庫にずらっと並んだお酒が印象的です。

壁には、大勢の方々の名前が書かれた木札が並んでいます。「これは何ですか?」と店長の高島さんにうかがうと、「有段者の面々ですよ。県下の蔵の酒を一巡飲むと、スタンプカードが一枚埋まります。一枚なら初段、二枚ためると、二段と、師範まであるんですよ。年に一度、有段者会のパーティーも行っているんですよ。愛媛県は東予、中予、南予と地域があり、それぞれに特徴のある地酒が豊富なので、みなさんに楽しんでもらっています。」とのこと。

観光客の皆さんはもちろんのこと、地元に根付いたお店であることが店長さんの優しい笑顔からもうかがえました。
店長
店長の高島さん





燗銅壺(かんどうこ)



和らぎ水
和らぎ水


「蔵元屋」
住所: 愛媛県松山市一番町1-11-7
TEL: 089-934-5701
営業時間: 【通常】12:00〜21:00
【金・土曜日】12:00〜22:00
定休日: 水曜日
交通アクセス: 市内電車「大街道」または「勝山町」下車
徒歩約2分

市内バス「大街道」又は「一番町一」下車
徒歩約2分
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